はたらきアリ新聞

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消防設備が高くて閉塞的な理由

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こんばんわ。はたらきアリです。

 

さて、昨日書いた記事で消防設備を取り上げました。

 

www.worker-ant0818.work

 

法に守られていて、かなり閉塞的な分野なのですが、今日は少し消防設備について掘り下げてみたいなと思います。

 

 

消防設備とは

 

消防設備とは「消防法」で定められた防火対象物(≒多数の人が出入りする施設)に設置が義務付けられたものなのです。

 

建物の「用途」「面積」「収容人員」「階数」などから必要な消防設備が決まってきます。

  

設置が必要な消防設備の種類

 

一般的に設置設備が少ないのは500㎡以下のアパートなどです。

 

この場合は、「消火器」だけでいい場合があります。

 

消火器は歩行距離20m以内で必要な分だけ設置すればよく、一本あたりの単価はホームセンターでは5000円程度です。

インターネットでは送料無料でさらに安く売っています。

 

毎年、冬は火事のニュースでもちきりになります。石油ファンヒーターやガスコンロからの出火が原因らしいのですが、理由はいつも

 

”忘れていた”

 

ということですし、火事の備えとしては有効です。

※(一般的な10型ABC消火器)ほとんどの火災で有効に消火できます。

[rakuten:arimas:10909234:detail]

※(家庭用にちょうどいいエアゾール式簡易消火器)てんぷら油火災などに有効

 

 

消火器に関しては、一般家庭でも置いておいて損はないでしょうね。

 

消火器だけの設置ならいいのですが、もっと大きな規模で、用途的に重要な施設はあらゆる消防設備が設置しなければなりません。

 

「病院」「高齢者施設」「大規模な物販店」などです。

 

こういった施設は消火器は当たり前で、その他に

 

「自火報」「誘導灯」「スプリンクラー」「連結送水管」「屋内消火栓」「泡消火設備」「避難器具」「火災通報装置」など他にも数多くの種類があります。

 

いずれも高額な設備になります。

  

消防設備の設置義務規制

 

消防法で設置が義務ですから、設置しなければ建築物に許可が下りないのです。

 

人命を守るためですから当たり前と言ったら当たり前なのですが、お金を出して負担する側からすると経営を圧迫するものでしかないです。

 

しかし、「何か」あった場合に義務を怠っていたとなると経営責任ですから、刑事事件に問われる可能性があるので、設置後も日々の維持管理を行う必要があります。

 

維持管理も頻繁で、半年に一度は専門業者に依頼し、いつでも設備が作動するようメンテナスする必要があります。

 

メンテナンスを行えばその結果報告を消防署へ報告しなければなりません。

 

報告を怠れば消防署から直接施設に対して命令を出される可能性があり、一度命令がでれば回収完了するまで消防署は追ってきます。

 

悪質な場合は使用停止命令を出されることもあり、施設を利用することも許されなくなります。

  

消防設備が割高な理由

 

このように消防法で守られているので、消防設備を扱う専門業者はかなり守られているといっても過言ではありません。

 

通常の民間企業なら市場の競争原理がありますから、割高であったり、不要な商品は自然と淘汰されます。

 

しかし、消防設備は法で設置義務があり、毎年2回は点検することが義務付けられているため、業者同士の争いが極めて少ないのが現状です。

 

ひいきとする会社や大手の下請けを確保できれば、あまり心配せずに食っていける業界ですね。

 

消防設備を設置すれば、そのあとは定期点検および修理などのメンテナンスがありますから、付き合いは長期にわたります。

 

しかも建築士でさえ消防設備に関しては知識がない場合が多いです。消防署が指導するままに消防設備が設置されますので、専門業者はやりたい放題です。

  

割高な消防設備を設置しない方法

 

これは複数の会社の見積もりを取るしかないですね。

 

上記のように競争が少ない業界ですから多数の会社が存在します。

なので、良し悪しは業者によってかなり違ってきます。

 

同じ設備を設置するにしても見積価格が全く違ったりしますし、会社のレベルもピンキリです。

 

ではどうすれば良いのかという訳なのですが、全国各地に消防設備保守協会という団体が存在します。

 

www.fesc.or.jp

 

この団体に加入している企業はある程度、施工技術は信頼できるといえます。

 

加入していない企業はその他にも多数ありますが、あまりその他の企業から見積もりを取ることはお勧めしません。施工技術が担保できないからです。

 

 

保守協会に登録している企業から複数見積もりを取ることです。

 

 

また、お付き合いがあれば消防設備の点検をしている他社からの紹介も利用できればいいと思います。

 

消防設備を設置や点検を行うのに、いきなり企業に連絡すると高値つかみさせられかねません。

 

なぜ消防設備に詳しいのか?

 

私は以前、消防設備を設置するための部署にいたので、消防とよく折衝していました。

 

また、業者に発注するときも星の数ほどある業者から選ばなくてはならず、消防設備に関する消防署や企業の矛盾をたびたび感じることがありました。


おかしなことは徹底的に調べて法律で理論武装して望んでいましたので、経費を抑えることに貢献できたと思っています。

 

 

ちなみに消防設備を簡単に知る書籍があります。

 

※建築消防advice(消防法の解説から各設備の解説まで細かく説明している)

 


この本は、どの防火対象物にどの消防設備がいるのかが一目で分かるように編集されています。 

 

細かい事例や毎年ある法改正にも対応しているので、1冊あるだけで十分に消防署や業者と渡り合えることも可能です。

 

かなり閉塞的な業界ですので、徹底した理論武装を行わないと言いくるめられてしまいます。

 

ちなみに、私の個別相談も受け付けておりますので、必要な場合は以下のリンクからお問い合わせください。

 

coconala.com