はたらきアリ新聞~会社員×副業で生き抜く時代~

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大和ハウスにみる不動業界の闇が次々と暴かれる現状を解説

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 大和ハウスの賃貸物件問題が浮上しました。

 

すでに不適合住宅が存在すると公表していた内容から、調査結果は倍増したということで大きなニュースとなっています。

 

www.nikkei.com

 

昨年度から、どうも不動産業界狙い撃ちのように不動産業界の”闇”が暴かれています。

 

かぼちゃの馬車問題
スルガ銀行問題
TATERU問題
レオパレス問題
大和ハウス問題


ダイワハウスにあっては、業界大手の住宅販売デベロッパーです。

住宅供給数では業界4位と、とてつもないシェアを誇っており、今回の不祥事は業界としても

 

【末端の住宅メーカーがしでかした不祥事】

 

では終わりません。

 

私はと言うと、とうとう業界全体の闇が明るみに出たな。

 

という思いです。

 

私は仕事の関係上、不動産業界を間近で見てきたこともあり、不正や不適切施工なんて当たり前のようにやってきた現場をずっと見てきました。

 

なので、大して驚きもしません。

やっと明るみになってくれて良かったと思っています。

 

深い深い、業界の闇の部分を探ってみたいと思います。

 

 

不動産業界の闇|利益最優先のしわ寄せはオーナーへ

 

契約までが勝負。あとは流れ作業

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不動産デベロッパーの世界は常に営業成績がすべてです。

 

『月に何件契約したか。』

 

頭の中はそれしかありません。

 

営業マンは建設業界まったく知らない、建築を勉強したことのない素人がやっていることもあります。

 

建物のことは何も知らないけど、会社のマニュアルと営業トークを学び、建物を買わないかと営業トークを仕掛けてきます。

 

家を買う私たちも、建物の知識は皆無です。

人生最大のお買い物で、思い入れが全く違ってても良さそうなものですが、

雰囲気の良いカタログを見て、見積金額が予定と合えば判を押してお終いです。

 

あとは、中国や東南アジアで作った建物パネルを組み立てておしまい。

 

本当にこれで家を建てて良いのかと言うくらい”あっさり”しています。

 

雰囲気がいいのは内装だけ

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写真のような、雰囲気の良いカタログを見せられると誰しも”夢”が膨らみます。

 

そして、カタログの中からハウスメーカーが出来る仕様とオプションを組み合わせて見積もりを取る。

 

とてつもなく、簡単な作業です。

 

しかし、普通家づくりというのは、センチ単位で棚や机などを指定することができます。

 

それをするとハウスメーカーは手間なので、できないと言っているだけです。

 

そして、カタログのような家になるように”内装”だけはちゃんと施工します。

 

オーナーの目が届かない

 

  • 床下
  • 天井裏
  • 壁の内側
  • 基礎
  • 屋根

 

のような部分はいい加減です。

 

天井裏をめくってみてください。

効果を発揮しなさそうな断熱材が寝そべっています。

 

建築基準に適合しているかどうかの検査はほぼ、耐震性に関してのみなので他の部分は力抜き放題です。

 

しかし、力抜き放題の部分をよく見てください。

どれも家の骨格を成す、いわば家の基本性能を決める大事な部分ばかりです。

 

それが力抜き放題となれば、見た目だけが良い”欠陥住宅”なのです。

検査は通るのですが、検査項目が耐震性(耐震等級1~)と法に沿った家かどうかしか見ないので、節穴も同然です。

 

耐震性が危ない

 

基礎と柱と壁と屋根。

 

これで耐震性は決定するのですが、耐震性を判断するのは図面上です。

 

検査を通るには耐震等級1が以上あればいいので、建売住宅なんかは最低限の仕様です。

 

指定確認検査機構が行う検査は図面通りに出来ているかを、建築途中と最後しか確認しないので、節穴です。

 

現場は、いつでもどこでも手を抜き放題で、検査の時だけ取り繕う方法も知っています。

検査する側手抜きを分かっているのですが、検査するときは問題ないので【合格】になります。

 

コンクリートの水が多くてじゃぶじゃぶだったり、柱が少し少なくても分かりません。

壁も耐震壁と普通の壁があります。クロスを貼ってしまえば、どっちを使ったのか分かりません。

 

断熱性はもはや期待しない

 

家に住むのであれば、年中、快適な空間でありたいに決まっています。

 

それを実現するには、『高気密・高断熱』仕様の物件でなければ不可能です。

 

日本の高温多湿の環境下では、家を魔法瓶にしてエアコンで完備。

この方法でしか『夏涼しくて・冬が暖かい家づくり』は出来ません。

 

⇓夏涼しくて・冬が暖かい家づくりはこちら

www.worker-ant0818.work

 

しかし、一条工務店を除き、断熱を頑張っている入すメーカーは皆無です。

(一条工務店も「惜しい!」です。)

 

図面通りの断熱性でも足りませんが、図面通りすら現場で施工させていないのが現実です。 

 

残念ながら、日本の住宅で『夏に涼しく冬に暖かい家づくり』は遠い未来なのです。

 

建設現場は常に切迫している

 

切迫していると言っても、業界の慣習なので問題意識はありません。

 

次から次へと仕事を押し込み、物理的に回せなくても仕事のスケジュールを取ってきます。

 

どうやって穴埋めするかというと、

 

  • 深夜残業
  • 休日返上

 

で乗り越えます。

 

これ、業界の「ふつう」です。ブラック企業なのが当たり前なのです。

 

特に繁忙期の

 

  • GW前
  • お盆前
  • 年末年始
  • 年度末

 

は毎年恒例で深夜残業・休日返上です。

現場で働ている人たちは本当に強靭な体で立ち向かっています。

体育会系の世界なので、弱音は許されません。

付いていけない方が悪いのです。

 

しかし、一軒一軒に対する思いは希薄です。

彼らはノルマをこなすことで精いっぱいなので、図面通りできてしまえばオールOKです。

 

慣れてくれば、ちょっと手を抜くことも簡単です。そして自分たちの体を労わります。

 

不動産業界の闇は深すぎて解決不可能

 

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大手ゼネコンやデベロッパーを頂点として、ヒモ付きの下請け会社が多数存在します。

 

もちろん、元請けの言うことは絶対ですから逆らうことは不可能。

 

ゼネコンやデベロッパーは利益最優先ですから、いかに高い契約して、安い建物を提供するかしか考えていません。

(※それでこそ株式会社なのでしょうが、住む側は迷惑です。)

 

見ている限り、この構造は変化できるとは思えません。

 

法規制で

  • 耐震性能は〇以上
  • 断熱性能は〇以上

 

など設けなければ変わらないでしょう。

そんな動きは経済産業省でありましたが、かき消されました。

 

利益が失われるのを嫌った団体からの圧力でしょうか。

非常に残念でなりません。

 

今回の一連の問題はまだまだ氷山の一角です。

どこまで出るかは分かりませんが、ウミを出すとか、改善するなどでは解決不可能だと言い切れます。