はてなブログかワードプレスか?
この永遠に終わることのない論争のテーマに「SEO」に関することが含まれています。
はてなブログのSEO対策はどうなっているのか?
ワードプレスではテーマの種類からプラグインなどユーザーの好みによってSEO対策はどのようにでも行うことができます。
一方、はてなブログで出来るSEO対策って?
はてなブログを使っている、使っていたユーザーの方ならご存知でしょうが、はてなブログって設定がシンプルなんです。
ワードプレスの有料テーマを使ってしまえば、はてなブログのシンプルさが際立つくらい最低限のメニューしかありません。
それが嫌で、装飾のカスタマイズしたければHTMLやCSSを自分で入力する必要があり、かなり手間がかかるので大半のブロガーさんはワードプレスを選択するのです。
【⇓⇓ワードプレスの方が楽だよーという記事】
しかし私ははてなブログにしがみついています。
その理由がこちら!
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はてなグループ
はてブはてなスター
はてな独自のコミュニティがあり、「検索」以外からの流入先があるからです。
一方、ワードプレスでは「検索」以外ではSNSを利用してツイッターやフェイスブックから流入させるしかありません。
私はその独自機能が気に入っているので、その他の劣っている部分を補えば
はてなブログって最強じゃね?
と思っています。
はてなブログがワードプレスと比較して劣っている部分は間違いなく
SEO対策
デザイン性
この問題を解決し、ワードプレスよりはてなブログが優位になるために、この記事でははてなブログでできるライティング以外のSEO対策をまとめましたのでご覧ください。
検索エンジン最適化(SEO)という幻想
いきなり残念な報告です。
はてなブログにせよ、ワードプレスにせよ、SEOが完璧で常に1位表示してくれるようなものはありません。
SEOに影響を与える要素というのは多岐に渡ります。
が
一言で言ってしまうと「検索」するユーザーの意図にどれだけマッチングする記事を提供できるかが一番の大きな要素になります。
つまりは書き手の私たちにSEO対策がかかっているのです。
より多くのユーザーに対して100点に近い記事を書けたものがSEO(検索エンジン最適化)なのです。
【⇓100点の記事を書くための【はかせさん】SEO対策・ライティング特集】
ライティングに関するSEO対策は上記記事にて説明いたします。
100点の記事を提供することを前提として、100点同士ならどのような工夫により更に上位に検索表示されるかを探っていきます。
SEO対策と言うのはあらゆる要素の複合体であり、良い要素を多く積み上げた結果なので、SEO対策として可能な範囲で対策をしてすれば十分だと思います。
はてなブログのSEO対策まとめ
この記事では有料の「はてなPro」を使用している前提で記事を書きます。
最近の度重なるグーグルのアップデートにより、無料ブログというのはSEO的にかなり不利な状況となっています。よって検索画面上位に表記するための対策には向かないために除外します。
つまり、ユーザーは独自ドメインを取得している前提となります。
基本設定画面
検索エンジン最適化
はてなブログの管理画面から
「設定」➡「詳細設定」➡「検索エンジン最適化」
上段の「ブログの概要」でメタディスクリプションの設定をしてしまうと、全ページ共通になるので記事一覧のページなどで重複するディスクリプションが発生してしまいます。
重複するとグーグル先生からはマイナス評価を受けてしまいます。
空白と言うのは気になってしまいますが、入力する必要はないでしょう。
下段の「ブログのキーワード」のメタキーワードに関しても、入力すれば検索的に良いわけではありません。というのも、そもそもグーグルの検索アルゴリズムのなかでメタキーワードは認識されないからです。
認識されないものをわざわざ入れる必要もないのでこちらも空欄で結構です。
トップページの表示形式
「設定」➡「詳細設定」➡「トップページの表示形式」では
- 全文形式
- 一覧形式
が選択できます。ここでは一覧形式を選択することによって記事が見やすく表示できます。また、一覧形式に設定すれば記事内のキーワードの重複が防げるのでSEO対策になります。
ただ、全文形式のままでも記事ごとに「続きを読む」設定をすれば同じ効果となります。
カテゴリー別記事一覧のタイトル
「設定」➡「詳細設定」➡「記事一覧ページ」ではデフォルトの記事一覧のタイトルが「カテゴリー名 カテゴリーの記事一覧 - ブログ名」となっていますが、「記事一覧ページにタイトルを設定する」をチェックすると自由なカテゴリータイトルを設定する事ができます。カテゴリーページのように1つのテーマに沿った複数のページへのリンクが集まるページは、SEO対策として有効です。
キーワードリンク
「設定」➡「詳細設定」➡「キーワードリンク」
「はてなキーワード」はSEO的にはスパム扱いです。
当然サイトの評価が下げられてしまいますので「記事にキーワードリンクを付与しない」に設定します。
設定前に作成した記事があるのならば再編集しないとリンクが残るので注意が必要です。
AMP
「設定」➡「詳細設定」➡「AMP」
検索からアクセスした時に表示速度の速いページへ誘導するためのもので、グーグルが推進しているモバイルファーストに寄与する性能を有します。
一見、「AMPを設定する」に設定した方が良いように思えますが、私は設定していません。というのもAMPに適したサイト表示は
- レスポンシブデザインでなくなること
- アドセンスなどの広告が表示されなくなる
という問題が生じます。よってサイトが高速に表示されてもデザインが崩れて広告が見れないようになるならわざわざ設定する必要はないという判断です。
パンくずリスト
「管理画面」➡「デザイン」➡「カスタマイズ」➡「記事」から「記事ページにパンくずリストを表示する」にチェックを入れましょう。
設定したカテゴリに合わせてパンくずリストを表示させることができます。
検索エンジンがディレクトリ構造を認識できるようになると同時に、検索結果に表示するURLがカテゴリ名で表記できるようになります。
ソーシャルパーツ・はてなスター・関連記事
「管理画面」➡「デザイン」➡「カスタマイズ」➡「記事」からまとめて確認します。
「ソーシャルパーツ」ははてなブログは用意してあるデフォルトものはすべて外します。「重い・ダサい」が理由です。
しかし、記事拡散のためには必須のパーツ。なのでカスタマイズで自分で設置しましょう。
(参照:カスタマイズ3:記事の上下にシェア用ソーシャルボタンを設置 - ZENO-TEAL)
「はてなスター」はこれもチェックを外して表示させません。
はてなスターはfollow属性なのでSEO的には有効なはずですが、体感として有効のように思えません。笑
それ以上に毎回、読込時間が遅くなってしまうデメリットの方が大きいので思い切って外します。
「関連記事を記事下に表示する」ではチェックを入れます。回遊性アップのためには必要な要素です。
が、
関連していない記事が表示されることが多く、疑問が残ります。
こちらよりか、サイドバーの「関連記事」の方が優秀です。
サイドバーの関連記事は自身で設定した一番目のカテゴリーの記事がちゃんと表示されるので間違いなく関連記事です。
私は、あえて間違った記事を載せてもらうことで、多くの記事が目につくようにと考えてそのままにしています。
サイドバー
サイドバーでは記事紹介として「最新記事」「関連記事」「注目記事」「カテゴリ」はモジュールを追加から設けておきましょう。
いずれも自動的に内部リンクの設定に寄与してくれます。
「注目記事」は「直近のアクセス」にしておくと、検索からのアクセスが安定している記事が自動的に上位に表示されますので、どの記事が読まれているのかが一目瞭然です。
ブログテーマ
はてなProを利用しているユーザーはいろんなテーマを選ぶことができます。
⇓はてなブログの人気テーマランキングはこちら
それぞれのテーマによってデザインはまったく違うように見えますが、はてなブログでは基本的なサイト構成は変わりません。なので自分の好みにあったテーマを選んでいただいて結構です。
⇓はてなブログの基本的な記事構成
有料テーマの多くが対応済みですが「レスポンシブデザイン対応」のテーマを選ぶようにしてください。
グーグルではモバイルファーストを掲げており、スマホで見づらいようなサイトは大きなマイナスとなってします。
設定は「管理画面」➡「デザイン」➡「スマートフォン」➡「詳細設定」からレスポンシブデザインにチェックを入れれば完了です。
これによって、パソコンでもスマホでも同様のデザインが表示されます。
記事作成画面
カスタムURL
記事作成画面の「編集オプション」では記事に対して個別のURLを設定することができます。
空欄のままだと「設定」➡「詳細設定」➡「記事URL」で設定した通りのURLが付与されます。
実は記事内容に合ったURLを設定することはSEO対策としては有効です。
なるべく英単語で、記事に沿った単語のURLを設けることがSEO対策となります。
ここで注意してほしいのが、記事URLのデフォルト設定ではSEO的に不利になることです。
- 標準
- タイトル
- ダイアリー
3種類からデフォルト設定が選択できすが、どれも「/」が何層にも設定されてしまい検索時に不利になります。
また、「タイトル」ではあろうことか記事のタイトルである日本語がそのまま入ります。
日本語が入ってしまうと、リンク貼り付け時などに支障が出てしまうこともあるので「タイトル」だけは間違っても選択してはいけません。
記事概要設定
記事編集画面では編集オプションに
- 記事の概要
- 高度なタイトル設定
とあります。
記事概要については「検索」された際に表示される概要を記事ごとに設定する事ができます。「続きを読む」を活用して冒頭に100文字程度で記事の概要を説明しているならば大丈夫です。もし設定する場合は120文字以内に収めるとキレイに検索結果に表示されますので、ツイッターにブログをリンクさせる予定があるのならば、ついでに紹介文を貼りつけておくと一石二鳥になります。
高度なタイトル設定にあっては
- title要素(ページのタイトル)
があり、記事のタイトルと検索結果で表示されるタイトルを変えたい時に設定します。30文字以内に収める事ができ、キーワードの関係上、タイトル名が長い場合もこちらで設定すれば検索結果に30文字以内で表示されます。
- og:title(SNS向けタイトル)
ソーシャルパーツを押した時に通常ではページタイトルが入力されますが、そのテキストを変更する事ができます。
「参考になりました」など投稿する人が入力したくなりそうな言葉をあらかじめ入れておくと投稿者の負担が減りますのでクリック率が上がるかもしれません。
URLパラメータの調整
はてなブログのURLに注目してほしいのですが、トップページの2ページ目以降がURLに「?page=」が付くことに気付きます。これはデフォルトのままだと、Googleにタイトルが重複するページとして認識されたり、削除した記事が一覧にリダイレクトされて検索結果から中々削除されないデメリットがあります。
「Google search console(サチコ)」のヘルプセンターから「クロールの統計情報レポート」を確認します。
そして「URLパラメータ」から編集画面にて、「page」の設定を「はい:ページコンテンツを変更、並べ替え、または絞り込みます」「その他」「クロールしない」に変更します。
※GoogleアナリティクスやGoogle広告を利用していて「utm_source」「utm_medium」「gclid」などのパラメータが検出されている場合は、「いいえ:ページのコンテンツには影響しません(例:トラッキング用)」に設定します。
個人で出来るSEO対策は以上になります。
【⇓⇓参考にした書籍がこちらです】
はてなブログの被リンクが検索にもたらす影響
ここからは間接的なSEO対策について説明していきます。
はてブログには独自コミュニティがあり、それが最大の特徴であることは先ほど述べました。
そのコミュニティからのリンクによってSEO対策にも有効だということを確認します。
はてなブロググループ
はてなブログ最大のコミュニティです。公式・非公式のコミュニティがあり、公式は3つまで、非公式は制限なく参加できます。
コミュニティ内で記事が表示されるようになっており、自然と他の読者さんが注目してくれます。(私が参加しているコミュニティはいずれも1万人以上が参加しいるコミュニティのなかでも大規模です。)
ブログ開設してすぐに1万人以上の読者さんの輪の中に入っていけるのが特徴です。
はてなブックマーク
有益または面白い記事と読者さんに認識されると「はてなブックマーク」を付けてくれることがあります。その数が多いほど、その記事は有益なものと認識されグーグル先生も見つけやすくなります。
個人的な体験では、はてブは10個も付けばかなりアクセスが付いてくる印象です。
また私の場合は、10個を超えたあたりでグーグル先生に見つけてもらい「おすすめの記事」に掲載されました。いわゆる「Google砲」というやつです。
はてブの力は弱まったと言われますが、まだまだ十分な爆発力を秘めていると思います。
もちろんfollow属性なのでその記事には被リンクが付きますのでサイトのドメイン強化にもつながります。
はてブ時の注意点
はてなブックマークは自身の記事についてもすることは可能です。そして一定時間のうちに3件以上のはてブが付くと新着ページに掲載されますので、さらなるアクセスアップに繋がります。
自身ではてブをする際に忘れずにしておきたいことは、タグを設定するということです。はてブ記事を検索する場合、「キーワード」または「タグ」で検索されるのです。「タグ」については自身で設定しておかないとタグなしと判断されてしまうので記事を見つけてもらう機会を失ってしまうのです。
そして他人の記事についてはてブをする場合にも注意点があります。それは他のブックマークされている記事へのリンクを貼り言及すると、そのブクマページの「関連記事」の枠に掲載されるのです。一日くらいは上位に表示されているので、その間に「関連記事」として自分の記事にアクセスしてもらうことも可能なのです。
はてなスター
はてなブログの記事を読んで、その記事に満足したときに、その満足度に合わせてスターをあげることができます。
スターを貰うと記事を書いた側は記事が評価されたと嬉しいものです。
黄色いスターは無限にあげることができるので、複数のスターを上げることも出来ます。はてなスターもfollow属性なので被リンクとしては「有効」ですが、体感的には特にアクセスが集まった気はしませんでした。
それ以上にスターの数を読み込む時間がかかる方が嫌でした。
読者購読
気に入った読者さんを見つければ読者登録が出来ます。nofollow属性なので読者登録自体に被リンクは付きませんが、記事を更新するたびに登録したユーザーに通知されますので、記事を読んでくれればアクセス増につながります。
そして「はてブ」をしてくれれば被リンク獲得となりますので、読者登録は多ければ多いほど良いことになります。
はてなサイトの高速化はSEO対策に必要な要素
サイトの読込時間についてはグーグル先生のランク付けに直結します。
その対策にあっては以前から記事にしていますのでそちらをご覧ください。
そして初めて記事にする方法が以下になります。
このサイトではCSSコードを圧縮するためのものです。
デザイン画面から「デザインCSS」のコードをまるまるコピペします。
そして圧縮したコードを貼り付けなおす。
これだけです!
これだけで体感におけるサイトの読み込みスピードが速くなりました。
※注意
圧縮⇒貼り付け前に必ずメモ帳にCSSコードをコピペ保存しておくこと
SEO対策は果てしなくゴールは遠い
以上がはてなブログで対策することが出来るSEO対策となります。
こうやって項目を挙げてみると、はてなブログでも対策を取ることは可能なのです。
そしてはてなブログにしかないコミュニティもうまく活用できればワードプレスにも引けを取らないと感じています。
またSEO対策というのは日進月歩で、結局はグーグル先生のご機嫌に沿って私たちが立ち位置を代えていかなければならないのです。
そういう意味ではワードプレスでもしっかりとメンテナンスが行えていないとSEO対策は遅れを取るのです。
はてなブログでは最低限のSEO対策は勝手にアップデートしてくれるのでその辺りも魅力の一つですね。
そして最後に
最高のSEO対策は「良い記事」を書くことです!
【⇓⇓参考にしている書籍がこちら!】