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養育里親になるために妻が研修を受講しました【日本こども支援協会】

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 妻がこの土日を通じて日本こども支援協会の里親研修を受講しています。

 

なのでその間、私は子どもたちとお留守番。

 

昨日はずっと振り回されましたが、今日は大人しい1日で親孝行な子供たちでした。笑

 

さて、いままでブログにあげたこともなかったですが、私たち夫婦は児童福祉法に基づく里親制度を利用して、里親になるべく研修を受けています。

 

里親になるためには半年ほどの研修期間を経て、研修に合格できれば里親として正式に認定されることになります。

 

認定されれば児童養護施設などと連携して、一時的に家庭での養育が困難になった子どもや家族を失った子どもを自分の家庭に引き取って、一緒に暮らすようになります。

 

その中で、子どもたちの親代わりとなり子供たちに愛情を注ぐというのが里親の大きな役割となります。

 

昨今ではニュースで子どもたちが犠牲になるような痛ましい事件が多く見られます。

 

ニュースで報道されるのはほんの一端で、親と正常に暮らすことができない子供たちはさらに数多くいます。

 

里親制度というのは親と暮らすことができない子供たちと一緒に暮らすことで、少しでも一般的な家庭で心身の成長を促すことを目的としてします。

 

そんな里親制度について概要を記事にまとめました。

 

 

里親制度とは?

 

子どもは保護者の深い愛情につつまれて、家庭ですこやかに育つことが一番です。親という誰にも代えがたい絶対的な見方である信頼者と日常を共にすることで心身の成長が促されるのです。

 

しかし私たちの身近には、保護者の家出、離婚、病気などさまざまな事情で家庭を離れて生活しなければならない子どもたちがいます。

一時的に家庭での養育が困難になった子どもや家族を失った子どもたちを、自分の家庭に引き取って、親の代わりに愛情と正しい理解をもって育てる役割を担うのを「里親」といいます。

 

里親の種類

 

里親にはそれぞれ制度によって4種類に区分けされます。

 

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  • 養育里親
  • 専門里親(養育里親からさらに専門性が高い里親)
  • 養子縁組里親
  • 季節・週末里親

 

私たち夫婦は「養育里親」となるべく研修を受けてきました。

養育里親とは、養子縁組を目的とせずに、要保護児童を預かって養育する里親のことです。

基本的には、実親の元で暮らすことができるようになるまでの期間を共に暮らすことになりますが、期間はまちまちで、長い場合は成人になるまで続くこともあります。

また、数週間や 1 年以内など短期間委託するなど、ニーズに応じた多様な里親委託ができます。

施設で育つ子どもたちにとっては、社会に出る前に一般家庭での生活を経験することがとても重要な機会と考えられています。

 

⇩5分で分かる里親制度

npojcsa.com

 

なぜ里親になろうと思ったのか?

 

私たちはまだ30代です。また、3歳の子どもと0歳の子どもがいます。

 

「なんでその状況で里親になろうとするのか?」

 

という疑問が湧くと思います。

私たち両親にも同じようなことを質問されました。

そして大反対です。

 

キッカケは妻でした。

ニュースでは痛ましい子供に関する事件が報道されており、悲しい気持ちになっていましたが、どうしてもテレビの向こう側の世界のように感じていました。

 

そんなとき、妻の友人の話で身近な問題と認識させれらることがあったのです。

話の概要は以下のようになります。

 

  • 離婚したシングルマザーだが、最近新しく恋人ができた
  • 母親はその男が優先なので子どもがうっとうしく思っている
  • 恋人のために深夜0時まで居酒屋に連れまわしている
  • その恋人は子どもに興味なし
  • 子どもは母親の興味を引きたいが逆効果でうっとうしがられる
  • 友人が遊びに来たときはずっと一緒にいてほしいから、帰るときの引き留めが尋常じゃない
  • 友人を母親代わりとしているのか、ずっとべったりしてくる

 

などです。

友人の話というほんの身近な存在からでもニュースで聞くようなつらい話が聞こえてくる。

悲しい話を悲しいというだけで終わらせておいていいのかという疑問が湧くようになり、何か力になれることがないのかと調べるようになったのが始まりでした。

 

そして妻が出した答えが「里親になる」ということだったのです。

 

里親は全国で絶対数が足りないのが現状

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先進国を見ても子どもが満足な家庭環境のもとで暮らせていない問題が存在します。

その子供たちの受け皿として「里親」の家庭に行くというのは先進国の間では”当たり前”のことなのです。

 

”日本だけ”里親委託率が異様に低いのが現状です。

 

日本ではその代わりに児童養護施設のような施設に子どもが委託されます。

そして大勢の子どもたちは施設の職員さんたちが面倒を見て成長していきます。

施設の職員さんはもちろん子どもたちに対して優しく接してくれるのですが、なにせ大勢の中の一人です。

 

手が行き届きません。

 

しかし子どもは常に自分を見てほしいのです。自分に常に構ってくれる存在を認めて貰えることで自尊心が芽生え、心身が成長していきます。

 

それは施設だと物理的に難しいことなのです。

だから子供の成長には”里親”が欠かせないというのが世界的な常識となっています。

 

なのに日本ではそれを受け入れてくれる家庭が圧倒的に少ないのです。

 

いろんな理由があるでしょう。

 

  • 仕事が忙しい
  • 共働き
  • 子どもが小さくて精いっぱい
  • 夫婦以外で頼れる人がいない
  • 夫婦2人とも理解しあえて協力できる

 

などで里親にまで手が回るわけがないということと推測します。

 

難しい問題です。里親になりたくても社会がそれを許さないのが日本なのです。

 

そんな状況に待ったがかかったのが2011年のころでした。

2011年に政府は方針を転換し、家庭養護を優先するとしました。

 

傷ついた子どもたちにとっては家庭環境の下で養育されることが望ましいという結果がでているからです。
今日本は約4万7千人の要保護児童がいますが、里親に委託されているのはわずか12%(2012年ごろ)に過ぎません。もっともっと里親も求められています。

 

里親になるには半年間の研修を受講する必要がある

 

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私たちはそんな里親の世界を知ってから、私たちの状況も不安に思う気持ちがありましたが、

 

「とりあえず飛び込んでみよう。研修は受けてみよう。」

 

と研修を申し込みました。

 

研修は上の表のように半年間の研修を受講する必要があります。

 

研修を申し込めばこども支援協会の方たちから連絡があり、研修の日程や手続きなどを事細かに説明してくれます。

 

里親を希望する夫婦に対して、とても丁寧に接してくれるというのが印象的でした。

そして一組でも多くの里親夫婦を増やしていこうという決意が伝わってきます。

 

実は私はすでに半年前に研修を終えています。

この度の妻の研修は、出産を控えていたため延期になっていた最後の研修を受講しているのです。

 半年間の研修では

  • 里親になるための心構え
  • 里親制度の背景や日本における実態
  • 施設の見学
  • 先輩里親の実体験
  • そして最後は施設で実際に子どもたちと触れ合う研修

 

を経て、里親として認められるかを審議されます。

 

里親家庭はまだまだ足りない

 

このような手続きを経て、1組の里親家庭が誕生することになります。

 

里親のという児童養護と密接に関わる分野なので研修内容を掘り下げることはしませんが、半年間の研修期間で子供を迎え入れる心構えや実際にどう振る舞えばいいのかを学びます。

 

端的に言うと

 

我が子と同じように普通に振る舞うことです。

 

これに尽きます。

 

そして現在ではまだ里親家庭が全くと行っていいほど、世帯数が足りていません。

 

小さな子供が父親と母親の愛情を独り占めすることによって心身が育まれます。

それは施設ではどうやっても出来ない関わり方なのです。

 

見ての通り90%が施設に任せっきりという深刻な状態です。

心が成長しないまま大人になることは、その子の将来に重大な問題が起きてしまうのです。

 

それを私たち大人が未然に防がなくてはなりません。

 

微々たる力ですが、少しでも子供たちの役に立つことが出来れば嬉しい限りなのです。