2人目の子どもが産まれて2か月が過ぎました。
今も定期的に夜泣きをしてはミルクを欲しがる毎日。妻と交代しながら育児を頑張っています。
この時期はまるまると太って、かわいらしい時期です。ちょうど相撲の千代丸関とよく似ており、ちーちゃんと呼んでいます。
さて、出産からのバタバタから次第に家も落ち着いてきて、一日のペースもつかめてきました。
ですが、そんななか下の子を早々に保育園に入れなけれならないため、まだ2か月の子を保育園に入れるべく”保活”を開始することになりました。
下の子は抱っこ虫なので抱っこしていないとすぐに泣いてしまいます。
大変ながらも可愛い我が子を早々に保育園に入れるのには理由があります。
それは上の子の保育園継続問題です。
継続して入園するためには色んな条件をクリアする必要があり、その制度をクリアしなければすぐさま退園という結果になってしまうのです。
このご時世、一度退園してしまったら最後の二度と保育園には再入園することはほぼ不可能。
保育園には何が何でもしがみつかなければなりません。
そのためすぐさま保活をしなければならないのです。
保育園入園に条件あり!専業主婦は強制退園
今や全国的に慢性的な問題となっている保育園に入れない問題。
今までは妊娠・出産を経て、女性は退職して専業主婦になる場合が多かったのです。
それが安倍政権が掲げる”一億総活躍社会”によって、お年寄りも女性もみんな働こうという流れになってきました。
制度としては扶養手当の減額や配偶者控除の対象拡大など、パートでもいいから働きに出るように仕向けるようになりました。
それによって、今まで専業主婦をしていた母親たちの就業意欲が高まり結果として保育園の利用希望率が急速に上昇しました。
それを象徴する言葉が
保育園落ちた日本死ね!!!
という言葉です。
保育園が絶対的に足りないことが全国的に認知された言葉は保活で落選してしまった母親からの言葉でした。
それから待機児童問題が取り上げられるようになり、保育園は増やさなければならないと認知されるようになりました。
それにしても本当に政策は進んでいるのかというほど、待機児童問題は解決に向かいません。
就職希望の母親の増加に対して保育園の増園がまったく追いついていないのが現状です。
そのような状況なので働く意思のない母親に対してはかなり辛辣です。
専業主婦なら家で子どもを見れるから別に保育員はいいよね?
ほかの子どもに譲ってくれる?
と言ったように当然のように退園を求められます。
退園の条件は自治体によって少しずづ違いますが、大まかには以下のようになります。
- 就労(月64時間以上)
- 妊娠・出産(妊娠~出産後8週)
- 就学
- 障害・疾病
- 就職活動(90日間)
- 介護
- その他(家の被災やDVに関わる家庭など)
この条件のどれかに当てはまらないと強制退園になり、他の待機児童に保育園の席を譲らなくてはならなくなります。
退園すれば復活は不可能
保活開始にあたって市の担当者に現状の保育園の状況を確認すると、残念な答えが返ってきました。
市内のどの保育園もいっぱいです。8月申し込みで残りは1名です。
9月以降はどうなるか分かりません。
残り1名の枠をいったいどれだけの入園希望者と争えというのか。
もはや宝くじを当てるより難しそうな確率の入園率ですが申し込みをしないわけにはいきません。
保育園に入園しないと上の子まで通えなくなるのですから。
生後3か月~5歳児までの間で一番入園確率が高いのは1歳時のようです。
特に入れ替わりが多い年齢なので空きも出やすいそうですが、それ以外はもはや希望は薄いようです。
上の子はまだ3歳。お調子者で手がかかる時期に保育園退園はあり得ない!
絶対に保育園にしがみつくという決意だけはあるので、どうやったら退園を免れるのか市の担当者に確認しました。
条件に当てはまれば退園しなくていい
当たり前のことですが、条件をクリアしていれば退園させられることはありません。
ここで市の担当者に条件をクリアするための条件を具体的に確認しました。
※注意!
各自治体によって条件等は違うためあくまで参考に聞いてください
- 就労する場合、勤め先が決まっている方がポイントが高い
- 勤め先は親族の会社(個人店)で無給でも構わない
- 開業しているなら在宅でも就業と認める
- 就学は通信教育でもよい。例えばユーキャンでもOK
保育園継続のために使えそうな理由としては妻には以上が当てはまりそうでした。
結局は窓口もお役所仕事です。
書類上、不備がなければ実際はどうだという詮索をされることはありません。
あとは保育園の先生にばれないようにしておくくらいでしょうか。。
保育園を退園させないため育児休業を取る方がいい
上の子の時は妻は育児休業と取得しました。
なので、一年間しっかりと育児に集中しながら、金銭的にも余裕があり1歳まで子どもの成長を見ることが出来ました。
しかし下の子の場合は退職後であったため、育児休業は取得できません。
すると専業主婦扱いだとすぐさま保育園問題が発生して、問題解決のために2か月から保活を開始するということになってしまいます。
これは大きな違いです。
会社員であるがゆえの権利は、子どもが産まれた夫婦にとって大きな問題です。
子どもが保育園に入れないなら満足に就職活動も出来ません。
また、就活以外にも私たちは保育園に預けて良かったと思えることがありました。
- 他の子どもたちと触れ合う機会い恵まれる
- 親以外の大人にも関われる
- 運動会や発表会のイベントがある
- 運動場で遊べる
- ピアノの演奏や歌を歌う
- 体育の先生の指導を受けれる
- 英語の先生の指導を受けれる
- 昼ごはんが給食で助かる
- 子どもと接する時間に集中して遊べる
- 日々の生活が規則正しく送れる
などが保育園に行ったことで感じたメリットです。
これは家ではどうしても教えて上がられない内容です。
保育園に行くことは子どもの心身の成長にもかなりプラスに生きているように思えますので、そういう意味でも保育園にはしがみつきたいのです!
制度的には待機児童問題を解決できない昨今ですが、制度を知ってうまく立ち回るしか私たちに出来ることもありません。
何とか次の”保活”も乗り切れることを祈るばかりです。