皆さん、IPO株取引ってご存知でしょうか?
IPO株 = 新規公開株式 のことを指します。
株取引というだけで億劫になってしまう方もいるかもしれません。
ただし、IPO株取引にあっては、ちゃんと手順を踏めばほぼ元本割れのリスクゼロで取り組むことが可能です。
ただし、元本割れはしないが資産運用できる可能性は宝くじのようなものです。
一体どういうことなのか?順に解説していきます。
IPO株(新規公開株式)とは?
IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」と表します。具体的には、株を投資家に売り出して、証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすることをIPOといいます。
IPO株でどうやって資産運用するの?
IPO株を購入するには、新規上場するときに投資家に配られる“株を買う権利”を抽選で手に入れ、上場日のはじめに付く株価(初値)で株を売ることで利益を出すことです。もっとかんたんに言えば、「上場する前に株を手に入れて、上場日に売る」という作業。たったこれだけで利益が出る投資法です。
(信用のある証券会社から公正な抽選によって手に入れます。例えばSMBC日興証券やSBI証券など)
資産運用方法は以上となります。
そう、上場前に株を手に入れて、上場した瞬間に売る。
これだけです。
これだけだと、かなり雑な解説ですので少し掘り下げていきます。
どうやって上場前の株を手に入れるの?
まずは上場前の株を買ううえで断っておくものがあります。
- とくに独自の裏ルートを持つ必要はありません。
- 大金を運用する資産家である必要もありません。
- 証券会社の窓口に行って煩わしい手続きも必要ありません。
このように誰でもいつでもIPO株に取り組むことができるのです。
この記事では特に取り組みが簡単なネット証券を中心に話を進めていきます。
それではIPO株購入手順を以下の通り解説していきます。
①証券口座開設
まず、証券会社を決めます。ここで注意しておきたいのは、IPO株を取り扱う証券会社によって購入できる株に差が出ることです。
例えば、ネット証券のIPO株最大手はSBI証券です。
その次は楽天証券でしょうか。
SBI証券はIPO取扱社数が2018年は86社。
楽天証券は11社とかなり開きがあります。
手数料も業界最安値、取扱社数も全証券会社を通してもっとも多く取り扱っているなど、かず多くのメリットがあります。
主幹事といって、IPO株として抽選に回せる株式を多く持つ機会があるのですが、主幹事になる回数もSBI証券が多いです。
初めての証券口座を開くのなら、SBI証券一択でいいかと思います。
②IPO株の情報を仕入れる
証券口座を開設したら、さっそく証券会社からIPO株についての情報を調べていきましょう。ここで最高におすすめのサイトを紹介します。
証券会社や他のサイトでもIPO株については調べれますが、このサイトのみで結構でしょう。
IPO株を購入するための情報がすべてまとめられています。
特に上場企業リンクで評価されている画の部分を見ておきましょう。
公募価格に対して、想定価格がいくらなのか比較する必要があります。
あくまで想定価格なので、外れることも多々ありますが、公募価格より上か下かという方向性を見定めるには信頼性の高いものになります。
当然、想定価格が公募価格を上回りそうなIPO株を狙っていきましょう。
③IPO株を購入する
買いたいIPO株が決まったらSBI証券を例に、トップ画面から購入までを確認していきましょう。
『取引』ボタンをクリック
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『IPO・PO』ボタンをクリック
⇓
現在、IPO株の抽選を募っている株の一覧が表示される。
『ブックビル申込』から購入の抽選画面に映る。
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『申込株数』・・・大体100株から入力可能
『価格』・・・上の図なら1420円~1520円まで入力可能だが、最大値を入れないと抽選には参加できない。
『IPOチャレンジポイント』・・・SBI独自のルールで、抽選に落ちた人にポイントを付与される。そのポイントが多いほど次回のIPO株の抽選で当たる率が高くなっています。
以上が、IPO株の購入方法でした。
IPO株の運用実績
実際にどれくらい儲かるのか気になりますよね。
サイトの運営者は自身もIPO株を運用していて、毎回その実績を公表しています。
このように2018年の年間成績です。
収支は+203万円だそうです。素晴らしい結果です。
このように当たれば凄い爆発力を秘めているのがIPO株だということが分かります。
当たらなければ、何事もなかったように過ごせます。(抽選に費用は掛かりません)
よって無料の宝くじを購入しているようなものなのです。
IPO株を購入する際の注意点
公募価格を初値が下回らないこと。
これがすべてです。
当たれば、初値ですぐに切り抜けますので、初値が公募価格を上回れば何ら問題ありません。
下回らないためには、上場時の想定価格が公募価格からある程度離れている株であれば問題ないと考えます。
ここで注意点ですが、なかには初値からさらに値を伸ばして取引を終える銘柄も少なからずあります。
しかし、新規公開株は取り引きが活発であることと、最適な株価が定まっていないこともあって値動きが余りにも荒いです。
これに乗っかってはだめです。息が長く、値動きに心身をすり減らすのではなく、無心になって初値で売ることを徹底する必要があります。
これを繰り返すだけで、あなたの資産は徐々に増えていくでしょう。
まさにIPO株は『お祭り』なのです。