前回は格安スマホに乗り替えるための障害について、契約解除料金や機種割引の契約上の制限により活発な乗り換えを妨げていると記事にしました。
この障害により、多くのユーザーが契約解除におっくうとなり、更新期間まで待つという選択をしていることが伺えます。
しかし、この間も携帯料金を1500円にするという機会は失われていると言い換えることも出来ます。
さて、この記事では携帯料金を安くするという大きな目標をしっかりと達成するため、どのような計画を立てればいいのかということを書いていきます。
解約違約金を払うのはもったいない
まず第一に違約金を支払うことをとても気にされると思います。
明らかに不必要な出費です。
解除料9,500円に端末料金の残債。これらを契約解除するなら払ってくれと言われると誰でも嫌なものです。
高い通信料に高い端末代。そして約1万円の解除料。
それらをすべて支払うというのはあまりにも酷な話です。
そのかわり、毎月1,500円の支払いで済む格安スマホへの乗り換えの機会を放棄するのももったいない話です。
ではどちらが得なのか?
これを検証しなければいつまで経っても判断が出来ません。
2年間の間に支払う料金
それではまずはそれぞれが支払う携帯料金をシミュレーションしていきましょう。
私はマイネオ押しです。
そして毎月の支払い料金は1,500円です。
5分間話し放題で月850円をオプション追加するとして、
合計2,350円とします。
そして大手キャリアの支払金額ですが、正直、あまりにもたくさんのプランがありすぎて、どのプランでシミュレーションをすればいいのか分かりませんでした。
なので以下の記事を引用させていただき、平均値を採用いたします。
端末の支払いが終わった後の平均支払額を7,000円として計算します。
2,350円✖24か月=56,400円
7,000円✖24か月=168,000円
となります。
違約金を支払額より差額が生み出す不利益の逆転現象はいつから?
計算結果より、両者の差額は毎月4,650円となります。
2年間の差額は111,600円となります。
この差額のメリットを最大限生かすためには、2年縛りの期間が終わるまでが長ければ長いほどいいのです。
その分、毎月4,650円の差額の利益を享受することになるのですから。
よって、契約解除料9,500円+端末代金残債を足した合計金額に対して、どこで逆転現象が起こるかをシミュレーションします。
【条件】
iPhoneⅩR(84,800円)24か月分割で約3,500円の支払いが毎月かかるとします。
途中で契約を解除する場合にかかる費用9,500円を足した額と4,650円の差額が生み出す利益を以下の表にしました。
経過月 | 端末代金 | 84800 | 残債 | 残債+解除料金 | 差額 |
1 | 3,500 | 81,300 | 81,300 | 90,800 | 111,600 |
2 | 3,500 | 77,800 | 77,800 | 87,300 | 106,950 |
3 | 3,500 | 74,300 | 74,300 | 83,800 | 102,300 |
4 | 3,500 | 70,800 | 70,800 | 80,300 | 97,650 |
5 | 3,500 | 67,300 | 67,300 | 76,800 | 93,000 |
6 | 3,500 | 63,800 | 63,800 | 73,300 | 88,350 |
7 | 3,500 | 60,300 | 60,300 | 69,800 | 83,700 |
8 | 3,500 | 56,800 | 56,800 | 66,300 | 79,050 |
9 | 3,500 | 53,300 | 53,300 | 62,800 | 74,400 |
10 | 3,500 | 49,800 | 49,800 | 59,300 | 69,750 |
11 | 3,500 | 46,300 | 46,300 | 55,800 | 65,100 |
12 | 3,500 | 42,800 | 42,800 | 52,300 | 60,450 |
13 | 3,500 | 39,300 | 39,300 | 48,800 | 55,800 |
14 | 3,500 | 35,800 | 35,800 | 45,300 | 51,150 |
15 | 3,500 | 32,300 | 32,300 | 41,800 | 46,500 |
16 | 3,500 | 28,800 | 28,800 | 38,300 | 41,850 |
17 | 3,500 | 25,300 | 25,300 | 34,800 | 37,200 |
18 | 3,500 | 21,800 | 21,800 | 31,300 | 32,550 |
19 | 3,500 | 18,300 | 18,300 | 27,800 | 27,900 |
20 | 3,500 | 14,800 | 14,800 | 24,300 | 23,250 |
21 | 3,500 | 11,300 | 11,300 | 20,800 | 18,600 |
22 | 3,500 | 7,800 | 7,800 | 17,300 | 13,950 |
23 | 3,500 | 4,300 | 4,300 | 13,800 | 9,300 |
24 | 3,500 | 800 | 800 | 10,300 | 4,650 |
赤字で示した通り、19か月目で【残債+解除料金】と【差額】の積立金額が逆転現象を起こしています。
つまり、これは24か月目が契約更新月とすると、さかのぼること6か月前より前に格安スマホに乗り替える方が支出が抑えられる計算になるということです。
端末代金や料金プランによって逆転現象の時期は変動しますが、更新月が残っているほど、早く乗り替えた方がいいという結果に変わりはありません。
格安スマホに今すぐ乗り換えよう
この計算結果により、契約解除料金がもったいないと言っているユーザーが実は一番多くのお金を損していることが判明しました。
格安スマホに乗り替えよう!
と思ったその日に、まだまだ更新月が残っているようならそれはチャンスということです。
一刻も早く更新した方が手元にお金を多く残すことが出来るのです。
【⇓ ⇓乗換え先はマイネオがおススメ。格安スマホの中でもダントツです】
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