小学校や中学校の義務教育で、ましては高校・大学でもまともに学ぶ機会がない『お金の知識』について勉強する機会がないことに危機感を覚える社会人の方ってかなりおおいのではないかと思います。
私も社会人になったばかりの20歳程度のときには何も知らず、今考えてももったいなかったなぁと振り返るような場面は多くありました。
私はお金について知らないことが多くあったまま社会人になったものですから、振り返ってみてお金を捨てて損したなと思うことが数多くあります。
そのお金はただただ無駄なものに使用してしまい、私から逃げていってしまいました。
いわゆる『浪費』をしていまい、何の価値も満足も生むこともありません。
むしろ、いら立ちを募らせる結果となり、本末転倒な結果となりました。
そんな私の経験を踏まえ、私の妻や子供、そしてブログを通して記事を読んでくださる読者の皆様に対して何か役に立てればという思いで記事を書きたいと思います。
金持ち父さん貧乏父さん
上の図はご存知でしょうか?
言わずと知れた大ヒット書籍の『金持ち父さん貧乏父さん』で出てくる表であります。
お金の勉強をするなら外すことができないもので、アメリカで生まれたの少年がただ真面目な実の父親と、ビジネスオーナーとして成功してる友人の父親の両方からお金の教育を受けた経験をもとにしたビジネス本です。
著者のロバート・キヨサキさんが定義している上の表の『E』『B』『I』『S』の4つを『キャッシュフロー・クワドラント』と命名して定義付けしています。それぞれ以下の単語の頭文字をとったもので表現されています。表で分けられているのは収入の方法が違うことを知るためのものです。
従業員
アルバイトとかサラリーマンのことで、時間をお金に変えて稼く方たちを指します。この人たちのことをEクワドラントと言います。
自営業者
飲食店の店長や、農家の方たちなどを指しています。独立していますが自分の労力で事業をやっているので、自分が働いていないと収入が入ってこない。この人たちも自分の時間をお金に変えて稼ぐ形態に属します。この人たちのことをSクワドラントと言います。
ビジネスオーナー
経営者を指します。自分がいなくても仕組みで収入が入ってくる人たちです。人と仕組みを使ってお金を生み出しています。この人たちのことをBクワドラントと言います。
投資家
投資家のことです。金融商品とか株とか、そういった資産から利益を得ている人たちです。お金でお金を生んでいるので労働を必要がありません。自分の代わりにお金を働かせています。お金を使ってお金を稼ぐ。この人たちのことをIクワドラントと言います。
ここで重要なポイントなのは
『Investor(投資家)』はお金を使ってお金を稼ぐ
『Business Owner(ビジネスオーナー)』は人と仕組みを使ってお金を稼ぐ
『Self employee(自営業者)』は自分が動いてお金を稼ぐ
『Empoloyee(従業員)』も自分が働いてお金を稼ぐ。
ということです。
EとSというのは自分の時間をお金に変えているので『労働収入』になります。本の中で金持ち父さんが言っているのは、「お金持ちになるにはEとS側にいてはダメで、BとI側に行きましょう」と言い続けています。EとS側にいる限りお金持ちにはなれません。BとI側は自分が働かなくてもいい仕組みです。ビジネスオーナーは従業員で仕組みを作り、インベスターはお金を投資してお金を稼ぐ。BとIに属しているといくらでもお金を増やせるようになります。
【⇓⇓社会に出てから気づいた、本当に必要な教育とは?】
お金を得る手段を複数持とう
このようにお金を得る方法には4つの種類があり、それぞれ収入方法に違いがあります。
EとSは自分が資本なので、自分がダメになった瞬間収入がなくなります。
逆にBとIは資産をお金で買い、資産がお金を産んでいる状況です。つまりは自分にもしものことがあってもお金の心配は何一つなのです。
私を含め、大半の社会人はEまたはSです。それは自分の人生を会社に預けて、会社がつぶれれば自分も運命を共にすることを意味します。
不景気になれば、会社の都合で給料も調整されてしまいます。
また、自分の意志は何一つ通うことなく、指示があったことを忠実に再現することが唯一の価値となります。
その程度の価値しかない私たちは、それでも必死に会社にしがみつこうとしています。
恐怖や不安に直面したくないこと、そして今ある安心を手放したくないからです。
そして45年近くの長い年月を会社に提供します。
定年が終われば何ひとつ残っていないことに初めて気づきます。
そしてあとは貯金と年金を切り崩しながら、老後を生きていくのです。
皆さん、どちらがいいですか?
当たり前のようにBやIがいいに決まっています。
でもBやIになる方法が分からないからみんなチャレンジしないのです。
その時の言い訳はこうです。
1.嫁や子供がいる
2.住宅ローンや教育費にお金がかかる
3.今の給料でもやっていける
4.楽しければそれでいい
5.休日は遊びたい
これではいつまで経ってもBやIには行けません。
こうなってしまうすべての元凶は、子供時代にお金の勉強をしなかったからに尽きます。
モデルとなる両親は同じく会社勤めの父親にパートしている母親です。
期待が持てそうにありません。
よって誰も教えてくれないまま社会に出てしまったので、負のスパイラルが永遠に続いてしまうのです。
そんなことが起きないためにも、『お金に関する知識』を早い段階から身に付ける必要があります。
今後の記事では多くの事例を踏まえつつ、行動シミュレーションを検討してみたいと思います。
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